脊椎動物
沖縄には海中道路という、近隣の島を繋ぐ橋があちらこちらにある。 月に一度程の頻度で陸路で繋がった島を定期的に訪れているのだが、今まで記事にしたことは無かったと思い、今回は藪地島の話をば。 藪地島はうるま市の無人島。海中道路で勝連半島と繋がっ…
クリスマス・イヴ。 天気は芳しくない予報だが北部へ。 一応ケブカコフキコガネ(Tricholontha papagena)を探すのが主目的。 早めに出たので普段は行かない奥の方まで足を伸ばした。 オキナワオオモリゴキブリ(Symploce gigas okinawana) この時期はまだ幼虫…
夕方、北部に用事があって出かけたため、そのまま林道を流した。 風が無く十二月にしては暖かい日だったので蛇が出そうだ。 山道を登り始めて早早、道端にポツポツと影。 オキナワアオガエル(Rhacophorus viridis) 繁殖期だ。耳を澄ませると、奥に川や池があ…
冬のやんばる。今年はあのムシの裏年であるため、あまり訪れていなかった。 一応見回りに。 イボイモリ(Echinotriton andersoni) 活動時期では無いと思うのだが、不思議とこのポイントでは十二月から一月にかけての冬の入りによく見かける。 頭のサイズが五…
ゴキブリ探しは矢張り夜の方がいい。 昼の時点で大体何が占有しているかは察しがつくが。 街頭の類いがほぼ無い。 灯台の光がとても目立つ。 路上でコワモンゴキブリ(Periplaneta australasiae)と遭遇。何かの花を食べていた。 ワモンゴキブリ(Periplaneta a…
ワタセジネズミ(Crocidura watasei)の剥製を作成。 小さい種は難しいですね。
またワタセジネズミ(Crocidura watasei)の死体。 踏まれているようだが、轢死かそれとも死んだ後で踏みつけられたのかはわからない。 夜は結構彷徨い歩いているようだが、素早くて観察が難しい。飼育してみたくもあるのだが。
道端に小さなネズミを見つけた。 ワタセジネズミ(Crocidura watasei)だ。 死んでいる。 野良猫に襲われた、或いは踏まれたのか?と思ったが外傷は見当たらず。臭いも全くと言っていいほどしない。 あまり知らないが、彼らは恐らくトガリネズミ特有の大食漢だ…
茅打バンタ周辺へ。 ゴツゴツとした岩肌が多い。 頭隠して尻隠さず。 サツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis) 幼虫も。 最近、姿を見かけなかったが乾燥した岩ばかりの地帯だとこの時期でも優占種のようだ。 ゴキブリいる所であればほぼ必ず彼らがいる。 …
①↓ polipg.hatenablog.com ②↓ polipg.hatenablog.com 続き。 上流へ上流へと進んでいくうちにどんどんと沢が細くなる。 カエル一人目。 イシカワガエル(Odorrana ishikawae) 青イシカワ。4cmほど。 発色がとても美しく、鮮やかだ。 登った先に更にイシカワガ…
死体注意。 北部でハブ(Protobothrops flavoviridis)の轢死体。 小さく、金色が強い個体。 随分久しぶりにハブに出会ったが、死体なのは残念。 時期としてはもう出納めだろう。活動が鈍っているハズだがここ数日の雨と気温の上昇で勘違いしたのかもしれない…
北部で用事を片付けた後、少し森の方へ。 排水口にヒメハブ(Ovophis okinavensis)。 気温は17℃ほど。 とは言え風はある上、雨が降ったので水は結構流れている。それでも平気で活動しているようだ。 沖縄とはいえ今は冬。最も寒いところで活動する蛇の一種と…
最近は一気に寒くなり、やんばるでも夜は15℃程度にもなるようになった。 長雨を抜けて昼がとても暖かい日が来たので、大急ぎで北部へ。目的はカエルとヘビ。 街灯を見つつ山へ向かう。飛んできている虫は想像していたより少ない。 山に着くと早早にイボイモ…
知り合いが南部方面に鳥を見に行かないかと誘ってくれたため、喜んでと即答して車に飛び乗った。 目的はミサゴ(Pandion haliaetus)とハヤブサ(Falco peregrinus furuitii)だそう。 早朝は雨がパラついていたものの、十時も回ればカンカン照り。体感的には完…
①↓ polipg.hatenablog.com ②↓ polipg.hatenablog.com 漸く岳に登ります。 早早にクロイワトカゲモドキ(Goniurosaurus kuroiwae)のお出迎え。 久しぶりだ。可愛い。 彼らも湿度が高い方が活発に活動するのだろうか? 瞳孔が拡がってる写真を撮りたかったが失…
久しぶりのやんばる。目的は両爬。 この日は午前中に土砂降りの雨が全島に降り、昼からカンカン照り。そして気温を殆ど下げないまま日が暮れるという、およそ今までに無いほど最高のコンディションであった。虫はあまり期待出来ないが、カエルはきっと沢山出…
ニホンアマガエル(Hyla japonica)を拾った。 正確には拾った、というより車の隙間に潜んでいたのを発見したという方が正しい。 灰色。 いつ隠れたのかはわからないが、今日の炎天下で50℃を超えることもあったろうによく生きのびたものだ。 取り敢えずプリン…
蛇と蛙を探しに夜の沢へ。 狙いはイシカワガエル(Odorrana ishikawae)と、ハブ(Protobothrops flavoviridis)。 まずやんばるに入って早早道の上に黒い影が幾つも。 始めはサツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis)だと思っていたのだが、どうも挙動が変だ。…
やんばるの林道を歩き、その後に渓流へ。 狙いは鳥達だ。 やんばるには多種多様な生き物が生息しており、当然鳥も様様な種類がいるが矢張り特に有名なのはヤンバルクイナ(Gallirallus okinawae)だろう。 国の天然記念物に指定されており、言わずもがなやんば…
やんばるの林道を走っていたら一筋の赤が。 ハイ(Sinomicrurus japonicus boettgeri)だ。 初邂逅であり、これで本島の在来蛇全てに会えたことになる。 小さく見えるがこれでも40cm以上ある大型の個体。 つぶらな瞳とストレートに結ばれた口がとても可愛い。…
八月に入り、沖縄は夏枯れの時期。虫は一旦姿を消す時期である。 見納めということで土日で昼夜両方のやんばるを見て回ることに。 昼は本当に虫の姿が薄い。時折ナガサキアゲハ(Papilio memnon)やシロオビアゲハ(Papilio polytes)、ベニモンアゲハ(Pachliopt…
距離感が異常なカラスバト(Columba janthina)。 こどもの国にて。
泊港からフェリーに揺られること二時間。 沖縄は渡嘉敷島。 晴天である(26℃) もしかすると沖縄に来てはじめて海を訪れたかもしれない。 抜けるような、という表現がどのような色を指すのかはわからないがなんとなく「抜けるような青」と言いたくなる海。 今回…
四月の夜のヤンバルに行ってきた。 はい邪神。 前の晩に土砂降りの雨で昼は快晴、そのままあまり気温が下がらずに夜という非常に両生類にとって好ましいコンディション。つまりそれらを捕食するヘビも多いという事。 山の方に進めばすぐに路上に跳ねる影。 …
友人から連絡があった。 曰く「ベランダに鳥が突っ込んできて動かない」との事。 友人から送られてきた画像。 なるほど確かに死んでいる雰囲気。 夜に友人宅へ赴き、取り急ぎ回収してきた。 シロハラ(Turdus pallidus)だろうか? 鳥は疎いので自信はない。 …
ふと裏路地の煉瓦塀を見ると奇妙な光景が。 ニホンヤモリ(Gekko japonicus)とヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)。お互いにお互いの存在に気がついていないようだ。 夜の灯火に誘われてやってきたまま朝までずっとこの状態だったのだろうか。 何を考え…