ニホントビナナフシ(Micadina phluctaenoides)
八王子市の森の近くで街灯に飛来した。
当然雌個体である。
有名な話だが、本種は本州に生息している個体群は雌のみで単為生殖を行い、沖縄では両性生殖を行う。
シイの木の葉を食べるため沖縄では専らやんばるにしか生息していないが、六月頃に赴けば夕刻から本種を頻繁に見かける。雄も採集したのだが何故か標本に残していなかった。
忙しない。
ナナフシは単為生殖と両性生殖も含め、生殖スタイルが非常に独特な進化をしてきている分野であり、興味深い。