アロエ植え替え完了
10/21に株分けして乾燥させていたキダチアロエ(Aloe arborescens)。
あれから一週間が経過したので、もう植え替えしていいだろう。
サボテン・多肉植物の土が少ない反面、観葉植物の土が余っていたため、同じく余っていたゴキブリ用のヤシガラマットと混ぜ合わせて使用する。
観葉植物の土とヤシガラマットを1:1で混ぜ合わせ、それらを鉢の六割ほど入れる。後は一割ほどサボテン・多肉植物土を入れて少し押し固め、アロエを中心に置きつつ隙間を更に埋めていった。
写真撮影はいつもの如く忘れた。
完成。
表面は化粧砂としてパーライトを敷いてある。軽い為風で飛びやすく、湿っても色が変わらないので正直実用性は低い。水をあげると下の微粒子が浮き、パーライトに活着する為、徐徐に焼豆腐の様な見た目になるハズ。
一つだけ弁明させて貰うと、上の写真奥のアロエがかなり傾いでいるように見えるが、あれはあくまでもその後に子株が成長するのを見越してあの形になっているのであって、決して手先が不器用であるからではない。
という言い訳を思いついたのだが、どうだろうか。
ポーセリン羽化
まだ日が昇っていない朝、静かな部屋で机に向かっていると棚から「パタタタタ……」と細かい羽音が聴こえてきた。
原因を探ってみると、先日幼虫で購入したポーセリンローチ(Gyna lurida)が羽化していた。
白系の雄。
ポーセリンは飼育も簡単な上成長も早いのでゴキブリ初心者にオススメな種なのだが、然し彼らの世話をする時は必ず日が昇っている時に限る必要がある。
幼虫は壁を登れないが成虫になると爪間盤が発達し、それに加えて力強い翅が生えてくる。そしてとびっきりの夜行性である為、夜間にケース内を所狭しと走り回るのだ。普段は既に日が昇ってから起床しているから気が付かなかったが、夜行性の昆虫にとっては明朝もまだ活動時間なのだろう。
基本的には臆病な性格なので刺激を与えると床材の中に潜り込むのだが、時折外へ逃げようとする個体も表れる。特に土をほじくり返したり、霧吹きで水を与えるなど全体的に刺激すると飛び出しやすい。壁を登るのはワセリンや炭カルで防げるものの飛んで逃げるのはどうしても防ぎようがない。雌は体が重いためか殆ど飛ばないのが辛うじて救いか。
そんな感じでどこかグレムリンを彷彿とさせる飼育を強いられるゴキブリであるが、その美しさと変異の多様さは他には見られない魅力がある。飼育が容易かつ世代交代も早すぎず遅すぎずで管理しやすいので、ペットローチとしてはかなり上位に入るのではないだろうか。
成虫のドタバタに驚いて潜んでいた幼虫達も飛び出してきた。彼らもじきに次次と羽化する事だろう。
インシグニス転居
インシグニス(Aeluropoda insignis)の幼虫が成長し、活発になってきた。
誂え向きの中プラケに空きが出来たので入れ替えを行う。
本種の幼虫は他のマダゴキの幼虫と異なり光沢が無い。その為か、かなり柔らかそうに見えてつい慎重に扱ってしまう。
加えて他の種と比較して随分と登るため、一度逃げ始めるとやや手こずる。
固く守る事に徹したダンゴムシに対する柔らかく素早いワラジムシのような差といえばわかりやすいだろうか。
輸送完了。
狭い所で少し過密状態で飼育していたからか脚を欠損している個体が多いが、皆元気である。
マダガスカルゴキブリは総じて繁殖に密度を求めるゴキブリであり、どうしても初期は少少無茶な飼育形態になりがちである。あくまて自分の経験だが、マダゴキは二ペア以下で繁殖に成功した試しがない。
こざっぱりして一段落したのでと梨を与えると直ぐに齧り出す。
然し実はこの梨は冷凍していた物で、この時点では未だ解凍されていない。そんなに空腹だったのか……と反省した。
この個体はこの後も暫く齧っていたが、余りの冷たさに体の動きが鈍ったようで転がり落ちていた。それでもめげずに再び這い上がって齧り出す健気な様子を見るとちょっと申し訳なくなる。
新ハオルチア
DAISOでハオルチアが入荷しているのを発見。以前購入した物とはまた別の品種であった為、即お持ち帰りとなった。
下の方の葉はやや枯れているものの全体的に問題は無さそう。
細かい毛のようなトライコームが特徴的。
恐らくハオルチア・べヌスタではないか?
これが前回のハオルチア。
恐らくキンビフォルミスだろうと結論づけて育てることにした。
サボテン然りハオルチア然り、所謂「草本植物」からイメージされるような形態の植物よりも地面から直接生えている形態の方を好む傾向にある。
リトープスやコノフィツム、アガベ辺りも段段魅力的に思えてきた。
新しい魅力的な多肉植物がDAISOに入荷するのを願う自分と願わない自分がせめぎ合っている。
デュビア経過
ゼオライトのお陰か乾燥しただけかは不明だが、デュビア(Blaptica dubia)のケース内での壁蝨の増殖は下火になってきたようだ。
ゼオライトによると思われる幼虫の死も確認出来ず、効果の有無は兎も角、悪影響は見られなさそうなのでこのまま継続してみる。
それでも幼虫は死んでいる。
どのステージも死に続けているので、別口で対処する。
壁蝨が付かない一〜二齢幼虫だけを選んで隔離する。体が赤くなったり黒ずむような死体は見かけないが、ウイルス性の大量死の可能性も考えて幾つかケースを分けた方がいいだろう。
取り敢えず第一弾。
ケースを開け、逃げる幼虫を入れていく。壁蝨が一緒に入っては元も子もないので一匹一匹摘んで集める。
二百五十匹にするつもりだったのだが、勢い余って一匹多くなってしまった。今更取る気力も無かったため、このままでいく。
慣れているとはいえ、黙黙と只管に選別するのは意外と疲れる。
日を置いてまた別のコロニーを作り直そう。
黴実験経過
以前、ヤエヤマオオゴキブリ(Panesthia angustipennis yayeyamensis)の飼育ケースに黴が生えた朽木を埋めた。それから二週間が経過。
10/8時点
これが
10/22 時点
こう。
埋まっている。移動の際に周囲の床材がかき混ぜられるのだろう、ふかふかのマットで覆われるようにして沈んでいた。
上の土を除けてみる。
光の加減で分かりづらいが、断面のみならず樹皮も緑色の黴に覆われている。ただ、触ってみた所、依然硬いままで特に分解されている感じはしなかった。
少し乾燥気味だったので霧吹きで加湿してまた放置しておく。果たして上手く分解されるだろうか。