シロアリ有翅虫
昼に突然湧くようにシロアリの有翅虫が飛んできた。
オキナワシロアリ(Reticulitermes speratus okinawanus) だろうか?
夕方に再び取りに行こうかと思ったが、突如大雨に見舞われたため断念した。
沖縄の茶翅
今日、那覇のとあるお店に行った時にチャバネゴキブリ(Blattella germanica)を目撃した。
チャバネくらいどこにでもいるだろう、と思われるかもしれないが実は沖縄県ではチャバネゴキブリを見る機会というのはほぼ全くと言っていいくらい少ない。
北海道から九州にかけて、特に飲食店でよく見られる代表的な害虫であるが、不思議と沖縄ではあまり定着していないようだ。あまり屋外では見ない虫であり、恐らくホテルの厨房などでは繁殖しているところもあるのだろうが、関東ではいそうな場所は既にワモンゴキブリ(Periplaneta americana)が占拠していることが多い。
今回は写真を撮ろうと思ったものの、もたついているうちに逃げられてしまった。
二齢〜三齢幼虫三匹と成虫一匹。成虫は卵鞘を抱えた雌。
公開する意味は特にないので場所は伏せるが、あの調子だと完全に厨房の裏はチャバネまみれであろう。食事をしに行くことはないだろうが、機会があったら採集に行きたいな、とは思っている。
ハイイロもやや不調
ハイイロゴキブリ(Nauphoeta cinerea)が非常に汚れてきた。
生態はPeriplaneta属に近く、また湿った環境を好む彼らは殖えるほどに過ごしやすい環境を自分で整えていく能力が高いように思える。
そのため、通気の良い状態で飼育しないと瞬く間に床材をぐずぐずにして崩し、小バエが発生する。
久しぶりに床替えしよう。
ケースも一回り大きくする。
平置きすると下の方から崩れて水分が溜まってしまうため、横向きに並べて通気性を良くする。
シェルターごと移動。
振り落としたら元のシェルターは廃棄。
そういえば彼らも昨日のアトロポスドクロゴキブリ(Blaberus atropus)同様、体が伸びている。
これも恐らく原因は同じなのだが、ハイイロゴキブリの場合はこの事態に陥っても特に問題なく成長しているように思える。若干繁殖が遅くなる気もするが、彼らの増殖力を考えると漸く他の種と同じくらいになる程度。
大きくなるとあまり異常が見られなくなるのも特徴。
とはいえ、こうならない方が精神的にも良いのでこれからは注意を払おう。
アトロポス崩壊の予兆
アトロポスドクロゴキブリ(Blaberus atropus)が怪しい。
具体的に言うと、伸びている。
脱皮直前にこうなることも稀にあるが、頻度が高すぎる。
三齢でもこの有り様。
成虫もその傾向が見られる。
他のゴキブリでもあることだが、この傾向に突入した時は大抵そのままの飼育を続けると全滅する。
なんとなくの傾向としては
・体が伸びる
・餌をあまり食べなくなる
・捕まえた時に水分をよく出す
・甘酸っぱいにおいが漂っている
が挙げられる。
こうなるのは少なくともBlaberus属とEublaberus属で確認している。
このような時、共通することに「床材の湿度が高い」ことと「餌として野菜や果物を多く与えている」ことがある。
特に後者は、糖度の高い果物を立て続けに与えると起きやすいように感じる。
気温が下がってタダでさえ体調を崩しやすいこの時期、慎重に調整しなければいけない。
台灣金魚
タイワンキンギョ(Macropodus opercularis)
ゴクラクギョ科の止水に生息する淡水魚。
実は自分は昔ベタ(Betta splendens)の飼育に非常に熱心だった時期があり、今でも色色な理由から飼ってはいないものの未だにその熱は冷めていない。
ベタもゴクラクギョ科であり、生態はよく似通っている。
濾過器が要らない、というか寧ろ無い方が良いので飼いやすい。勿論その分水が汚れやすいので適度に水換えをする必要があったりするが、自分はこちらの方が楽。
鮮やか。
品種改良されたものも良いが、自然に近いこの姿でも非常に艶やかな魚。
彼らもバブルネストビルダーである。さてこれからどうなるか。
苺初挑戦
頂き物の苺。
しかし申し訳ないことに傷めてしまっていた。
もしかして苺をあげるのは初めて?
ジャイアントウッドローチ(Archimandrita tesselata)
齧っていた人参を放置して食べに来た。
齧る口。
成虫もよく食べる。
グロウスポットローチ(Lucihormetica verrucosa)
こちらもよく食べる。
ハテナローチ(Therea olegrandjeani)
大人しい印象があったが、入れると直ぐに食べに来た。数世代を経て漸く人馴れしたのだろうか。よくわからないが、観察しやすいのでありがたい。
わらわら
数の力で直ぐに食べ切っていた。
ドミニカローチ(Hemiblabera tenebricosa)
振動で隠れる。が、匂いにつられてあちこちから触角が突き出ていた。
土の表面下を泳ぐように食べに来る。