レッドローチ復興……?
一ヶ月半程前に大急ぎで掃除したトルキスタンローチ( Shelfordella lateralis)。
死に続けてはいるものの、復活の兆しは少しずつ見えてきた。
前までの中プラケではもう大きすぎるので小プラケに移動。
画像右端に二齢幼虫の姿が見える。成虫は依然減ったが、卵鞘が二個位孵化したようで幼虫がそこそこ出てきた。
そしてこちらが本題。
前回から卵を産ませることに集中して飼育してきた。とは言っても「清潔にする」「適度な湿度を保つ」というだけだが。
その甲斐あって形は少少歪ではあるものの良く詰まった卵鞘が十一個手に入った。恐らく数個は空であろうが、それでも充分である。
ゴキブリ科は健康な卵鞘さえ集まれば壊滅的になっても復活の可能性が高い。オオゴキブリ科の卵胎生は孵化率とその後の生存率の高さが強みだが、正直飼育下においては矢張り劣る。
兎に角このまま程程に加湿して孵化を待つ。
チランジアの着生方法
チランジアと言えばやはり着生植物ということで、バークチップに着生させてみる。
バークチップはゴキブリやクワガタの転倒防止用に使っているもの。
チップの大きさはこれくらい。
錐で三箇所穴を開ける。材質からしてバラバラに割れそうであったが、案外簡単に開けることが出来た。非常にシュミラクラ効果を感じる出来栄え。
まずそのまま縛り付けた時にダメージを与えないようにしつつ、しっかり止められるように水苔で包むようにする。
イオナンタも同様。
カプトメドューサはお気に入りなので少し違う着生をさせてみようと思う。
これは昨年末に拾ってきた流木。
ここの真ん中の窪みにカプトメドゥーサを置いて、水苔で包む。
ナイロン糸で止めて終わり。
馴染むまで暫くは室内に置いて、二週間ほどしたら外に設置しようと思う。
カプトメドゥーサは場所を取る。
DAISOチランジア
DAISO観葉植物。
チランジアにも興味があったので購入してみた。以前にも一株、貰い物のチランジアを栽培していたのだが、当時は飼育法のいろはのいも知らなかったため瞬く間に黒く枯らしてしまった。今回はリベンジである。
左からイオナンタ、カプットメデューサエ、チランジアと表記されている。
恐らく右のチランジアはシュードベイレイであろう。
上の画像は二十分間ほどソーキングを行ったあとなので、全体的に緑が強くなっている。
そこで初めて気がついたのだが、イオナンタは葉先が茶色くなっていた。早速先行きが怪しい。
取り敢えずまずは情報を色色入れてから、次第にセッティングしていく。幸い植え替えが必要無い為、オーソドックスなチランジアの飼育法で暫くは待っていてくれるだろう。
マル?ヒメマル?
西表島採集のゴキブリ五匹。
マルゴキブリ(Tricnoblatta nigra)或いはヒメマルゴキブリ(Trichoblatta pygmaea)であることは間違いないのだが、判別が付かない。
今のところわかっているのは
・どちらも雄成虫はいない。
・三匹はかなり丸みを帯びているが、二匹はやや薄い
という事で、可能性としては薄い二匹はマルゴキブリの幼虫と考えられる。そして丸みのある個体のうち二匹はヒメマルゴキブリの雌成虫である。
何故そう断言出来るのかというと
二匹が仔を産んだからである。
一枚目は奥に潜んでいてよく分かりにくいが、二枚目は明らかに幼虫が母親に集まっている。
そういえば去年採集した個体も直ぐに仔を産んだ。
彼らは夜、樹林の奥で木の上を歩いている所を捕まえられているのだが、若しかすると出産を間近に控えた雌成虫は子育てに向いた地を求めて歩き回る習性があるのかもしれない。取り敢えず今は彼らを無事に成虫にする事を目指し、いつか調べてみよう。