マル?ヒメマル?
西表島採集のゴキブリ五匹。
マルゴキブリ(Tricnoblatta nigra)或いはヒメマルゴキブリ(Trichoblatta pygmaea)であることは間違いないのだが、判別が付かない。
今のところわかっているのは
・どちらも雄成虫はいない。
・三匹はかなり丸みを帯びているが、二匹はやや薄い
という事で、可能性としては薄い二匹はマルゴキブリの幼虫と考えられる。そして丸みのある個体のうち二匹はヒメマルゴキブリの雌成虫である。
何故そう断言出来るのかというと
二匹が仔を産んだからである。
一枚目は奥に潜んでいてよく分かりにくいが、二枚目は明らかに幼虫が母親に集まっている。
そういえば去年採集した個体も直ぐに仔を産んだ。
彼らは夜、樹林の奥で木の上を歩いている所を捕まえられているのだが、若しかすると出産を間近に控えた雌成虫は子育てに向いた地を求めて歩き回る習性があるのかもしれない。取り敢えず今は彼らを無事に成虫にする事を目指し、いつか調べてみよう。