サキシマヒラタセッティング
長い事放置してしまっていたサキシマヒラタ(Dorcus titanus sakishimanus)の産卵セットを組んだ。
中プラケに雄1雌2。既に別容器で1ヶ月ほど飼育していたためどちらも交尾済であろうが、特に分けておく理由も無かったために同居させることとした。メイトガードは見ていないが、少なくとも雌に対して攻撃をする様子は無いようなので相性はそれなりにいいのだろう。
一瞥した時に一瞬呼吸が不安になる食いつき。勿論気門呼吸なので問題は無い。
ついでに、以前セットした本土ヒラタ(Dorcus titanus)も確認。菌糸が広範囲に拡がっていたが、雌雄どちらも元気だったのでそのまま放置。
サツマゴキブリ腐臭騒ぎ
ここ数日漂っていた腐臭の根源がサツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis)である事が判明。
画像ではわからないが、かなりのコバエの類が集まっている。
だが迂闊に床を換えることは出来ない。
何故なら一齢幼虫が多数生まれたからだ。喜ばしい事だが、ゴキブリは床換えしたい時に限って幼虫が生まれる傾向にある気がするのは気のせいだろうか……。
腐臭の原因は当然彼らの亡骸。サツマゴキブリはその割合小さな体に見合わず、死んだ後はすぐさま腐敗してしまう。
中には黒く変色した幼虫の亡骸もあった。
どうやら良くない状況に陥ってしまっているようだ。変色した幼虫の亡骸は今迄にデュビア(Blaptica dubia)等でも確認しているが、大抵の場合その後そのコロニーは半壊……場合によっては全壊してしまう。早急に手を打たねばなるまい。
とりあえずかなり乾燥していたためゼリーを2つ設置し、霧吹きをしてひとまず安置。乾燥による一時的な連続死だと良いのだが。
OMG
ふと棚を見ると飼育した記憶のないゴキブリが。
おわかりだろうか。
マルゴキブリ(Tricnoblatta nigra)の雄成虫である。
大きい。
以前書いた記事↓
で「雌成虫」と書いてしまったが、こちらはまだ幼虫であった。当分マルゴキブリを手に入れられる機会は無いので、残念ながらこの個体は単独飼育のまま終わりそう。
とりあえず元のケースでケカビが発生してしまったので移動。出来れば雌を入手したいのだが……
実験結果
昨日の実験結果。
デュビア(Blaptica dubia)のケースに入れた手羽。見た感じでは綺麗に削がれており、臭いもあまり無いことからかなり細部まで食べられているようだ。
だが軟骨は確りと残っている。一晩じゃあこれが限界なのかもしれないが、彼らの食欲を鑑みると恐らくこのまま暫く放置しても結果は変わらないだろう。
逆に言えばこのように細かいパーツもバラバラにならない……と出来るが、しかしこれでは実用性は低そう。
こちらがハイイロゴキブリ(Nauphoeta cinerea)。
そしてユウレイゴキブリ(Eublaberus posticus)。
どちらも結果はデュビアと変わらず。
肉の部分が多く、かつ人力では取り除くのが難しいような場合なら活用できるかもしれないが……しかし軟骨を分解できないのは矢張り痛い。
鶏以外にも試してみる価値はまだありそう。