ポリプPの飼育日記

ゴキブリを飼っている。

ヒラタセット2018

千葉県産F3ヒラタクワガタ(Dorcus titanus)

今年も組む。

 

今回は試しに産卵木を使用しないで組んでみようと思う。


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マットを詰める。適度に霧吹きをして湿度を調節しつつ詰めていく。

 

大体8cmほど。
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詰めている最中に嫌な音が響いた。恐らく底面に罅が入ったのだろう。

割れなければ然程支障は無い……と続行したが本当は、当然だが替えた方が良い。

 

 

その後、上に軽く土を被せて完了。

ゼリーと雌を入れる。
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画像には写っていないが転倒防止用の樹皮も敷きつめる。

 

果たして。

 

台風と椚と胡蜂

昨日の記事の公園を見て回っていると、ブンブンと力強い羽音が聴こえる。

 


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スズメバチだ。

 


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コガタスズメバチ(Vespa analis)だろうか。

 

 

園内の巨大なクヌギ(Quercus acutissima)が一本倒れていたのだがどうやらその根元に樹液が大量に存在するらしく、その周囲を多数の蜂が飛び交っていた。
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今年の六月に沖縄本島で一度肩をコガタスズメバチに刺されている。

特に後遺症も無く、痛みも大した事が無かったとはいえ流石に二回刺されるのは御免こうむる。

 

一通り集まっている虫を観察した後、そそくさと退散した。幸いにも向こうも気が立っているような状況ではなかったらしく、無関心でいてくれた。

 

平成30年台風21号の影響

 

墓参りで大阪に来た。


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街は普段と然程変わらない動きを見せているが、道のあちらこちらには台風21号、チェービーの余波が強く残る。

 

 

墓参り後に屡屡立ち寄る近くの公園に行ってみた。

 


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なぎ倒された樹がフェンスをぐにゃぐにゃに曲げている。この樹は既に切断されて通行出来るようになっているが、大体の樹はまだ放置された状態だ。


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ベンチ横


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園内の通路

 

中には20m級の巨木が二車線ほどの広さの道を横断するように塞いでいる箇所もあった。

府内でも特に被害の大きかった地域らしいが、正直他の場所を訪れた感じだとどこも惨憺たる有様という感じで、他人事で申し訳ないがテレビを通してみるのとは明らかに違う「災害」を強く感じた。

 

 

謎煙管

 

先日墓参りに行った際、木の根元の濡れた部分にキセルガイが集っていた。


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キセルモドキ(Mirus reinianus)?

わからない。

 


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ナミコギセル(Euphaedusa tau tau)?

全然わからない。

 

キセルガイは色色と面白そうなので積極的に見ていきたいのだが、同定の壁が高い。進みは遅遅としている。

個人の趣味だから、と開き直りたくはないが今は正確な文献と照らし合わせて一つ一つを見るほどの余裕が無い。

 

チビタマ

 

高尾山で採集したチビタマムシ


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種類が全くわからない。

ナミガタチビタマムシ(Trachys griseofasciata)じゃないか?と思うが今一つ確証が得られないまま時間が過ぎる。こういう時こそ標本にして残さないと遠くない未来に後悔することになると知っている、が、あまりにも小さい……。

 

 

ヒメオオ採集

 

山に虫捕りに。

目当てはヒメオオクワガタ(Dorcus montivagus)。


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登り始めて直ぐに斜面が滑落している場所に遭遇(?)する。

最近台風が通ったのもあるのだろうが、見るからに永らく人が通っていない、言うなれば廃山道であるからだろう。昆虫採集には寧ろ好都合だが。

 

そんなこんなで倒木を跨ぎ跨ぎ進むとコクワガタ(Dorcus rectus)に遭遇。

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なんやかんやで今年初コクワガタだ。

それなりに大きい個体で、嬉しい。

 

そしてアカアシクワガタ(Dorcus rubrofemoratus)。
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高山に来たな、という感慨を与えてくれる種。

サイズとしてはそこそこ。

 

 


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その後、木ではなく岩が落下しているエリアが続く。

風が強いので少し怖い。

 

 

箇所箇所で木が四角く抉られている様子に出会った。
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数箇所で見かけられ、明らかに人工的だ。

ヒメオオの生息地として、そして採集する方法としては有効であるかもしれないがこのような行為は流石に問題ではないかと思う……結果として樹液は出ずにそのまま傷んでいるようであったし。

それともある種の昆虫がこのような痕を付けるのだろうか?

 

 

標高が1000mを越えたあたりで大きな影。
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だが残念、コクワガタの大型の雄であった。

 

昔……十年程前は良く捕れていたとはいえここ六年ほどヒメオオクワガタの姿を見かけていない場所である。もう居なくなってしまったのか……そう考えたその矢先に再び大きな影が現れた。

 

でもまあコクワガタだろう……と思いながらも捕る。

 


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結論から言うとヒメオオクワガタであった。

付いていた木が崖に向かって生えていた事と、それよりも興奮していた事で撮影はしなかったが無事に捕れた。

非常に嬉しい。

 

その後、木の割れ目に頭を突っ込んでいた雌も捕まえて無事ペアで捕れた。
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久しぶりのヒメオオクワガタに興奮した一日であった。

難しいと有名だが、折角なのでブリードにも挑戦したい。

 

ドミノ?ハテナ?

 

 

ドミノ……ではなく、ハテナローチ(Therea grandjeani)

どうやら現在流通しているドミノローチとはTherea petiverianaを指すらしい。標準和名ではなく只の通称なのでどっちでもいいという感想だが。

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現在成虫はいないが、その翅の模様から別名クエスチョンローチ。

そう言われてみればハテナの方がしっくりくる。

 

まあでも当分はドミノローチ呼びでしょう、多分。

ギガンテウス羽化待ち

 

ブラベルス・ギガンテウス(Blaberus giganteus)

終齢幼虫。
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空腹状態でも腹がある程度伸びており、そろそろ羽化するのではと伺える。


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見ての通り現在は成虫がいない為、久しぶりに薄く綺麗な翅を見ることを心待ちにしている。


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