北大東の夜
ゴキブリ探しは矢張り夜の方がいい。
昼の時点で大体何が占有しているかは察しがつくが。
街頭の類いがほぼ無い。
灯台の光がとても目立つ。
路上でコワモンゴキブリ(Periplaneta australasiae)と遭遇。何かの花を食べていた。
ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)もばっちり遭遇。路上を歩くだけでもあちらこちらで影がチラついていた。
基本的にワモンが多い場所ではコワモンは少ない印象があったが、北大東島では数ならほぼ1:1に近く、民家に対する畑と林の割合が如実に表れているように思えた。
それと、密かに楽しみにしていた彼らにも会えた。
オオヒキガエル(Rhinella marina)
ミヤコヒキガエル(Bufo gargarizans miyakonis)
雨が降った訳でもないのにどちらもよく道に出てきており、特に畑付近では沢山の個体が歩き回っていた。
どちらも外来種ではあるが、なるほどサトウキビ畑の害虫駆除として導入されただけあって非常に環境に適している。在来の小動物がどれだけ減少したかは考えたくない。
生物種としてはとても魅力的だ。ボテボテしたカエルが好きな自分としてはヒキガエルはまさに理想のカエルである。
野外での写真は撮れなかったが、リュウキュウモリゴキブリ(Episymploce sundaica)と思わしきゴキブリも見られた。
意外とサツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis)は見られなかった。