11月やんばる②
①↓
更新頻度が遅い。
さて、湿度温度共に丁度良いとハブ(Protobothrops flavoviridis)を期待しながら林道を進むと幾度目かの細い影。
「またアカマタ(Dinodon semicarinatum)か。しかも幼蛇?」
と思ったがそれにしては少し模様が変。
まさか……と思って大急ぎで駆け寄るとハイ(Sinomicrurus japonicus boettgeri)であった。
ハイと出会うのはこれで二回目。
しかもこの個体は中中太く、40cm近い。
物凄く元気。全然止まってくれない。
そう言えば前回出会った時と同じ面子である。何か不思議なものを感じた。
ピントが合っている写真がほぼ無い。
そう言えば、以前も言ったような気がするが自分は全然風景や状況を撮らない。生き物と出会った時にその対象だけを撮る傾向にある。
勿論、稀少動植物保護の観点からすると正しいのだろうが支障の無い範囲でもう少し映える絵を撮っておいた方がいいのではないかとも思う。編集している時はそう考えるのにフィールドに出ると忘れてしまうのは何故だろう。
さて、何が言いたいかと言うと次からは森の中で出会った生き物達になる。森の中と言ってもかなり整備された歩きやすいコースだが。
初っ端はヤンバルヤマナメクジ(Meghimatium sp.)。大きい。湿度が高いためか、ナメクジやカタツムリの類が非常によく見られた。そこら中を歩いているため、迂闊に座れない。
何も知らない人が見たら動物であることすら認識出来ないのではなかろうか。あまりにも特徴が無さすぎる。
道の脇でガラスヒバァ(Hebius pryeri)に出会う。※1
恐らくカエルを狙っていたのだろう。自分たちが見つけると同時に硬直し、何かが逃げていく音がした。申し訳ない。
とても可愛い顔をしている。
目が丸くて大きいと可愛いのは犬も蛇も同じか。
だがこれでも一応毒蛇なので注意が必要。同行者は撮影を試みて噛まれていた。
虫となると芳しくない。
コレは名前不明のバッタ。多分ヒシバッタ科なんだろうなあと思っているが同定していない。申し訳ない。
自分の更新が遅い時は大抵同定を先延ばしにしている時で、今回もそうなのだが結局決めきれなかった。近いうちに改めて更新します。
※1:2018/12/04 ガラスヒバァの学名の指摘がありましたので修正しました。