梨やりの季節
今年も梨の季節がやってきて
見事に傷める。
梨の生産量日本一は伊達では無く、何もしなくても貰い物でどんどん梨が増えていく。その中には申し訳ないが矢張り傷んでしまうものも。
そして案の定そんな梨はゴキブリ達の腹に納まる。
上の画像の梨半分を切り刻む。
常常思うが、自分が食べない果物を丁寧に大きさを調節して切り分ける様子は動物園の飼育係のようだ。
動物園の飼育係の仕事はよく知らないけれど。
ドミノローチ(Therea olegransjeani)
成虫が増えてきて、餌に集る様子が一気に派手になった。機敏だが振動などはあまり気にしないで食べる。
オオゴキブリ(Panesthia angustipennis)
穴の近くに置き、部屋を暫く暗くしていたらひょっこり出てきて齧っていた……のだが、写真に収めようと構えた瞬間に影に気がついて逃げ込まれてしまった。
悲しいのでそのまま貼る。
ドミニカローチ(Hemiblabera tenebricosa)
幼虫がまた殖えてきた。
ジャイアントウッドローチ(Archimandrita tesselata)
小さなゴキブリが欠片に集って思い思いに齧っている様子を見るのも好きだが、何方かと言えば大きなゴキブリがガッツリと目に見えて食べ進んでいく様子の方が見ていて楽しい。
羽化の際に翅がきちんと収まらなかった個体はどうやら雌だったようで腹が膨れている。そこに梨が加わってかなりまんまるだ。
非常にスロースペースであるが、幼虫も元気に育ってきている。どのステージでも乾燥には滅法強いようで、月に三回ほどの野菜・果物クズ以外は基本的に水無しで飼育できている。成長が遅いから死体が溜まって蠅や黴が発生することも無い。
パッパッと与えていったため画像は無いが、合計で十五種程度に梨を与えた。これから寒くなる一方なので、今のうちに体力を付けておいてもらいたい。
部屋は加温するけれど。