ポリプPの飼育日記

ゴキブリを飼っている。

ダイトウヒラタ

 

前回の続きだが、画像は無い。

非常に無念。

 

天候不順により、二泊三日の予定が三泊四日に延びたため、最終日と思っていた三日目に余裕が生まれた。

 

炎天下の下、入っていない薮を見れば進んで木を探す作業。だがその木自体が少ない。

北大東島に比べれば「森」が存在しているとは言えるが、それでもどうしても乾燥しきっている印象が強い。クワガタ屋の知り合いが言うには湿った、クワガタのいるポイントがまさに点在しているようだ。

 

そもそも材割の経験がほぼ無く、また気力も無かった自分は基本的に倒木をめくっては手で解してみるという探し方を繰り返す。しかし大抵はオオズアリの仲間が既に侵入している。

畑脇には2m感覚で土が一列に盛り上がっており、どうやらオオズアリのスーパーコロニーが地中に広がっているようだった。歩いた限りだが、2km以上に渡って巣が続いていた。

 

 

午後二時頃。一番暑くなってくる時間にへこたれて草陰へ。

落ちている枝を適当にポキポキ負ってダイトウマメクワガタ(Figulus daitoensis)を探していると突然巨大な白い物体が転がり落ちてきた。

 

ダイトウヒラタ(Dorcus titanus daitoensis)だ。

興奮して写真を撮りまくったが、TG-5でしか撮らなかったために一枚も残っていない。悲しい。

 

自分の前腕程度の、1mもない枝だったため完全に面食らってしまった。刺激したからか枝の中からアリが大量に出てきており、乾燥もしているし細いしでよく今まで生き残っていたものだと感心してしまった。

その枝含めて周囲を探すも結局追加は無し。その後夕方まで探して一本の巨大な倒木の脇から五頭追加し、終了した。

 

以上が南大東島採集の記録である。

時間が経っている上、何より画像が消えてしまったのがとても痛い。加えてゴキブリもクワガタも芳しくなかったし、それ以外の生物についてもあまり探しきれなかった。またいずれリベンジに行くだろう。

 

画像が一切無いのも寂しいので家に帰ってからセットしたダイトウヒラタの画像を。


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恐らくもうそろそろ羽化してくるものもいるだろう。楽しみである。