師走の沢登り②
①↓
続き
沢という事で期待していた彼らにも無事邂逅。
マダラゴキブリ(Rhabdoblatta guttigera)
夏場は、沢にあまり行かなかったということもあるが幼虫にあまり会えなかった。成虫は林道脇の葉の上に良く止まっているのだが、幼虫は流れのある水場付近にしか生息していない。
だからこそ飼育の難度も高く、国内のマダラゴキブリ属は三種+数亜種いるがどれも頻繁な水換えや濾過を必要とする。累代するには60cm水槽を用意しないと安心出来ない。
こうして生息地でその姿を見ているとその理由もよくわかる。沢の、水に半分沈んだ石の下などにはいくらでも隠れているのに少しでも脇を登って林床を探すとガクンと数が減る。そういう場所では大抵はサツマゴキブリ(Opisthoplatia orientalis)がニッチを占めている。
葉の上には、彼らを狙っているのだろうオオゲジ(Thereuopoda clunifera)も見られる。
小さめの個体だからか、背の橙が明るい。
脱皮中のフナムシ。
リュウキュウヒメフナムシ(Ligidium ryukyuense)?
今回はここまで。
次回は沢の本命であるカエルです。
予告的な。