GW渡嘉敷 一日目
泊港からフェリーに揺られること二時間。
沖縄は渡嘉敷島。
晴天である(26℃)
もしかすると沖縄に来てはじめて海を訪れたかもしれない。
抜けるような、という表現がどのような色を指すのかはわからないがなんとなく「抜けるような青」と言いたくなる海。
今回はGWの前半三日間をここ渡嘉敷で過ごす。
正直そこまで目的の虫はいないが、まあマダラゴキブリ(Rhabdoblatta guttigera)などが捕れれば良いだろう。
昼は特にすることも無いので近くの海岸に降りてみる。
「夏」感。
実際潜るには充分な陽射しと温度だが、一切の装備が無いので海には入らない。
海岸にハマダンゴムシ(Tylidae granulatus)がいないか探してみるも、珊瑚の厚く、希望は薄そうである。
砂浜の際にはアダン(Pandanus odoratissimus)が実を付けている。
だがそんなに熟していないようで虫は全く集まっていない。夜になればヤシガニ(Birgus latro)などが見られるだろうか。
見に来たい気持ちもあるが今晩はゴキブリ採集に出る予定なのでまた今度。
すぐ横の磯にはケブカガニ(Pilumnus vespertilio)。名の通り毛深い。
岩の隙間でジッとされると本当に見つけられない。
その他ハゼの仲間などを見ながらブラブラして浜は終わり。
夜は沢にゴキブリ探し。
開幕数分でモモタマナ(Terminalia catappa)の木に付いたヒメマルゴキブリ(Trichoblatta pygmaea)の幼虫を発見したが、取り逃した上に写真も上手く撮れなかった。悔やまれる。
沢を下ってヤンバルオオムカデなどを見ていくと、ようやく目的の種に遭遇した。
マダラゴキブリ( Rhabdoblatta guttigera)
綺麗なスレの無い成虫。
この後幼虫も数匹見かけた。
リュウキュウクチキゴキブリ(Salganea taiwanensis ryukyuanus)のコロニーも朽木の裏で見つけたのだが、興奮しすぎて写真に収めるのを失念していた。
後日、飼育写真を載せる。
岩の上で休むケラマトカゲモドキ(Goniurosaurus kuroiwae orientalis)
光を当てすぎて瞳孔が完全に細くなってしまった。
今日はこの辺で終わり。