ヤマト再興
ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)の幼虫がかなり殖えてきた。
もう十一月だと言うのに初齢〜成虫まで全てのステージが揃っているというのは、Periplaneta属としては珍しく、流石の耐寒性の高さを物語る。クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)は彼らにやや劣るため、冬季は幼虫のみで積極的な活動は停止する。室内で加温していてもこれはあまり変わらず、寧ろこの時期に寒さに晒さないと成虫になかなかならないほどだ。
逆にワモンゴキブリ(Periplaneta americana)などの熱帯性まで行くとそもそも越冬という概念が無いのか室内飼育ではヤマト同様常に全てのステージを見ることが可能。勿論外に出したら一発、外気温が摂氏五度を下回る程度で全滅するだろう。
人参に集まる幼虫たち。
お気に入りのゴキブリ。