ミヤマオオハナムグリは長命?
ミヤマオオハナムグリ(Protaetia (Liocola) lugubris insperata)……だと思って飼育しているハナムグリ。この辺りの分類は曖昧で、恐らくほぼ間違いないものの確信はない。
この成虫たちは今年の七月に福島で採集してきた個体。掘り出してみると七匹が元気に動いていた。確か採集したのは九匹だったと思うので、ハナムグリとしては安定して長命な種のようだ。
良く似た種にムラサキツヤハナムグリ(Protaetia (Liocola) cataphracta)がおり、あくまでもネット上の情報だが「ムラサキツヤは長命でミヤマオオは短命」という傾向があるらしい。この辺りがもどかしい。
飼育していたマットをひっくり返すとハナムグリ然とした幼虫がゴロゴロ出てきた。
中プラケほぼ全てが糞に満たされている程に放置していたため、恐らく本当はもっと生まれていたのだろう。
丁度サキシマヒラタ(Dorcus titanus sakishimanus)の幼虫を掘り出して使い道の無くなった産卵セットがあったのでこれを利用する。
混ざっている朽木を取り出し、微粒子発酵マットを加え入れる。
後は入れるだけ。
大きさ的にも一年発生だろう。来年の初夏には成虫が羽化してくることを楽しみにしている。