ヤマトゴキブリ給餌
二年前に高尾山で採集した5匹のヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)の成虫から殖えたコロニー。ちゃんと数えたことはないが、密度は高くなく、恐らくまだ100匹程度だろう。卵鞘の孵化率が悪い。
開けた瞬間逃げていく
ヤマトゴキブリは他のPeriplaneta属と比較するとシェルターの汚染があまり無いように感じられる。乾燥した糞の割合が高いようだ。
幼虫
この時期は殆どの個体のステージが揃う。この現象は、クロゴキブリ(Periplaneta furiginosa)やワモンゴキブリ(Periplaneta americana)などの他のPeriplaneta属のケースでも見られる。もっとも、野外採集品でまだ累代があまり重ねられていないケージでの話だが。
かなり分布が北に寄っているヤマトゴキブリはどうなのかはまだ分からないが、ワモンゴキブリなどの南方系ゴキブリは何年も飼育し続けると冬でも大量の成虫と幼虫が同居するケースになるのは確認している。
ヤマトゴキブリは特に幼虫の前胸から背面にかけて模様の個体差が激しい。見ているだけで飽きない。