オガサワラゴキブリ床換え
昨日に引き続きメンテナンス。今日はオガサワラゴキブリのケースを大きい物に移し替える。
暴れる
オガサワラゴキブリ
Pycnoscelus surinamensis
15㎜程度の小型ゴキブリ。
よく潜り、よく殖える。見た目にそぐわず、かなり壁面を登る。
オスは飛ぶこともあるらしいが、今のところ確認していない。
この個体群は二年前に西表で採集した個体をいただいて殖やしたものだが、他の文献などで言われるようなオスの特徴を持った個体は今のところ見かけていない。
単為生殖をするので飼育する分には問題ないのだが、こういう種はいきなりクラッシュしかねないので機会があったら詳しく調べたい。
それで、この種はかなりアクティブである。
素早く潜ってしまう時もあれば、逆にぐんぐん腕を登ってくることもある。
そして噛む。
それなりに痛い
走る、走る。止まったと思ったら噛む。
なので移す際は脱走予防を十分にしてから挑まなくてはならない。
溢れかえっている
側面もこんな状況
ご覧のとおり狭いと訴えているので、ケースを替える。
中プラケ
まずは腐葉土を入れ、その後に壁面上部にワセリン。こうしないとべっとり張り付いて脱走防止の効果が無くなってしまう。
粉末状のものにワセリンは弱いが、そこに目を瞑れば長持ちするいい防止剤だ。
ドバァ
後は流し込むだけ。今回は元の床材を捨てない……というか幼虫が小さすぎて分けていたら何時間もかかってしまうため、これだけで終わり。いずれやらなくてはならないことはわかっているのだが。
しかし殖えたものだ。500匹は軽くいるだろうという密度だったので、これで一安心である。ずっと多湿の状況で飼っていたが、それが良かったようだ。