ポリプPの飼育日記

ゴキブリを飼っている。

ヒメツチ卵鞘

ヒメツチゴキブリ(Margattea kumamotonis shirakii) 卵鞘を付けている。体に対してかなり立派。 張りもあって、良い卵鞘だ。 恥ずかしながら実はまだ同定が完全では無いので、卵鞘の記録もちゃんと残しておきたいという心境。

漢那農村公園

漢那農村公園へ。 特にこれといった目的もないが、近くに来たからと寄ってみる。 アマミアラカシ(Quercus glauca) ブレブレだ。北部では珍しい。 どんぐりも大量に落ちていた。 これを食べにネズミは集まりそうだ。天然記念物の彼らが来るにはやや周囲の環境…

師走の沢登り③

①↓ polipg.hatenablog.com ②↓ polipg.hatenablog.com 続き。 上流へ上流へと進んでいくうちにどんどんと沢が細くなる。 カエル一人目。 イシカワガエル(Odorrana ishikawae) 青イシカワ。4cmほど。 発色がとても美しく、鮮やかだ。 登った先に更にイシカワガ…

師走の沢登り②

①↓ polipg.hatenablog.com 続き 沢という事で期待していた彼らにも無事邂逅。 マダラゴキブリ(Rhabdoblatta guttigera) 夏場は、沢にあまり行かなかったということもあるが幼虫にあまり会えなかった。成虫は林道脇の葉の上に良く止まっているのだが、幼虫は…

師走の沢登り①

今年最後の沢登り。 今回は初めてのポイント。どこに何があって何がいるのか、全くわからないので楽しみである。 普段景色などを一切撮っていなかったため、今回は風景の写真も撮ってみた。 ……正直わからない。 多分九〜十月の台風の影響であろう、比較的新…

オオモリ成虫

オキナワオオモリゴキブリ(Symploce gigas okinawana) やっと成虫に出逢えた。 翅脈が美しい。 本当に綺麗なゴキブリである。 実は一匹、十二月の頭に既に出逢ってはいたのだがその直後にカメラのデータが破損。そもそも気が付かれた後に慌てて撮影したため…

色とりどりの台灣轡虫

タイワンクツワムシ(Mecopoda elongata) 十二月も過ぎると鳴いている虫のメインは彼らとなる。 他にも数種類いるが、何よりその爆音は圧倒的。 夜に散歩していると結構道を歩いている個体と出会う。 音を頼りに草むらを照らすと直ぐに見つけられる。大きい。…

うちなーマッカチン

友人がアメリカザリガニ(Procambarus clarkii)を捕ってきた。 食べよう。 沖縄にも生息しているタフな外来種の彼らだが、実際はその生息域はかなり限られている。 街の真ん中でも汽水であったり、更に巨大な肉食外来種がうようよしていたり、北部はかなり強…

飯匙倩轢死体

死体注意。 北部でハブ(Protobothrops flavoviridis)の轢死体。 小さく、金色が強い個体。 随分久しぶりにハブに出会ったが、死体なのは残念。 時期としてはもう出納めだろう。活動が鈍っているハズだがここ数日の雨と気温の上昇で勘違いしたのかもしれない…

ダムの外灯へ

ダムへ外灯巡り。気温は16℃だが、風が強いため体感温度はかなり低い。 ゲホウグモ(Poltys illepidus) 少し小さめの雌個体。夜だが眠っているようだ。寒いからかもしれない。 閉じている内側の脚が赤く、また体の形自体他のクモには見られない独特な出っ張り…

寒くない?

北部で用事を片付けた後、少し森の方へ。 排水口にヒメハブ(Ovophis okinavensis)。 気温は17℃ほど。 とは言え風はある上、雨が降ったので水は結構流れている。それでも平気で活動しているようだ。 沖縄とはいえ今は冬。最も寒いところで活動する蛇の一種と…

オオモリセッティング

オキナワオオモリゴキブリ(Symploce gigas okinawana)のセット。 兎に角素早い。 体重が軽い上に初速が群を抜いて速いので縁にはワセリンを厚く、確りと塗らないと脱走の危険が伴う。 水場と乾燥している場所を分け、加えて登る習性があるので段ボールで張り…

ゴキブリ三昧

気温が下がって天気は晴れ。オキナワオオモリゴキブリ(Symploce gigas okinawana)が出るには丁度いい。 急遽北部へ探しに。 ゴキブリ……の前にライトを確認。 ケブカコフキコガネ(Tricholontha papagena)が来てないかと思ったが残念ながら見つからず。 その代…

また毛深探し

南部でケブカコフキコガネ(Tricholontha papagena)探し。 夜に時間があるとなんとなく探しに行ってしまう魅力がある。 飛んできた姿を撮るのには中中苦労した。 想像していたより激しく飛ぶ上に着地しても直ぐにまた飛び立とうとするのだ。 オキナワトガリナ…

毛深の雄

ケブカコフキコガネ(Tricholontha papagena)の雄を漸く発見。 生憎何もケースが無かったのでバッグの中に入ってもらった。 非常に可愛い。 意外と引っ込み思案というか、指に乗せると触覚を閉じて固まってしまう。よく見ると腹のみならず背面全体にも産毛が…

青&青

最近は一気に寒くなり、やんばるでも夜は15℃程度にもなるようになった。 長雨を抜けて昼がとても暖かい日が来たので、大急ぎで北部へ。目的はカエルとヘビ。 街灯を見つつ山へ向かう。飛んできている虫は想像していたより少ない。 山に着くと早早にイボイモ…

初オオモリゴキブリ

念願のゴキブリの一つであったオキナワオオモリゴキブリ(Symploce gigas okinawana)を捕ることが出来た。 しかし、代償なのか一通り写真を撮り終わった直後にカメラの画像を読み込めない事態に。 止む無く携帯電話のカメラで撮影することになった。 セットし…

冬のバードウォッチング

知り合いが南部方面に鳥を見に行かないかと誘ってくれたため、喜んでと即答して車に飛び乗った。 目的はミサゴ(Pandion haliaetus)とハヤブサ(Falco peregrinus furuitii)だそう。 早朝は雨がパラついていたものの、十時も回ればカンカン照り。体感的には完…

カマキリ三種

いつもゴキブリを探しているポイントの草が刈られていた。ヒメツチゴキブリ(Margattea kumamotonis shirakii)でも出てきてはいないかと探すと何匹ものカマキリが。 ヒメカマキリ(Acromantis japonica) 幼虫が五匹。 スジイリコカマキリ(Statilia nemoralis) …

浦添散歩

久しぶりに浦添大公園へ。 特にコレと言った目的は無いが、まあゴキブリ共共土壌棲の生き物を見に。 中南部の特徴である石灰岩質がとてもわかりやすい場所だ。 このような浸食された穴に植物が生え、生き物が住み着いている様子が見ていて楽しい。 あちらこ…

やんばるライト巡り

北部でライト巡り。 今回は鱗翅好きの友人と。 セスジスズメ(Theretra oldenlandiae) どうも関東の感覚でいるとこの時期に幼虫がわさわさと歩いている状況に面食らってしまう。 クスサン(Saturnia japonica ryukyuensis) 別の場所ではオキナワネブトクワガタ…

謎ゴキ

北部の明るい林床で見かけたゴキブリ 「お、モリチャバネゴキブリ(Blattella nipponica)だ」と思って捕まえてみたものの、良く見ると何かが違う。 誰だろう。 腹部に赤みが差している。 ゴキブリ仲間(そんな仲間がいる所には実はいる)に訊ねても明快な答えは無…

毛深い

昼過ぎに傘を忘れて走っていると、雨に濡れる地面に茶色い物体が落ちていた。 取り敢えず拾ってそそくさと屋根の下へ。 残念ながら直前に誰かに踏まれたようで、辛うじて息はあるものの風前の灯火。 可愛らしい顔。前胸は割れてしまっている。 そしてこの特…

タイの糞虫料理

タイの土産に屋台で売っていたという虫料理を貰った。ビニールに無造作に入れられたそれは、見たまんま虫の姿を保っていた。 The 糞虫。エンマコガネの仲間が二、三種混ざっているようだ。 立派な角が生えた個体も見られる。 一つ一つは8〜12mmと、日本のエ…

材採集

朽木を探しに昼からやんばるへ。 リュウキュウクチキゴキブリ(Salganea taiwanensis ryukyuanus)と、後はルイスツノヒョウタンクワガタ(Nigidius lewisi)を見たい。 林道を走りながら開けていて、かつ湿っている所に落ちている朽木を探す。開けているのを探…

漫湖遊覧

漫湖に行った。実は初めて。 思っていたより一望出来る場所が無かった。 そして思っていたより大きい。 自分のイメージしていた湖となんか違うのはマングローブ林のせいだろうか。 聞いた話によると景観保護かなんだったかでマングローブを植えたところ、想…

ミフクラギ

11月も後半になり、植物の雰囲気も変わってきた。 しかしそこは沖縄、関東のような枝木だらけの光景にはまずならない。 ミフクラギ(Cerbera manghas) 別名:オキナワキョウチクトウ。熱帯〜亜熱帯の常緑広葉樹。 うちなーぐちで「目脹木」。この木の汁が付いた…

11月やんばる③

①↓ polipg.hatenablog.com ②↓ polipg.hatenablog.com 漸く岳に登ります。 早早にクロイワトカゲモドキ(Goniurosaurus kuroiwae)のお出迎え。 久しぶりだ。可愛い。 彼らも湿度が高い方が活発に活動するのだろうか? 瞳孔が拡がってる写真を撮りたかったが失…

11月やんばる②

①↓ polipg.hatenablog.com 更新頻度が遅い。 さて、湿度温度共に丁度良いとハブ(Protobothrops flavoviridis)を期待しながら林道を進むと幾度目かの細い影。 「またアカマタ(Dinodon semicarinatum)か。しかも幼蛇?」 と思ったがそれにしては少し模様が変。 …

11月のやんばる①

久しぶりのやんばる。目的は両爬。 この日は午前中に土砂降りの雨が全島に降り、昼からカンカン照り。そして気温を殆ど下げないまま日が暮れるという、およそ今までに無いほど最高のコンディションであった。虫はあまり期待出来ないが、カエルはきっと沢山出…