ポリプPの飼育日記

ゴキブリを飼っている。

緑だが黒岩

今年もクロイワゼミ(Muda kuroiwae)の時期が来た。 今年は梅雨に雨が確り降った上、梅雨明けが宣言された後も時折強い雨が降るという気候だ。故に彼らを見られるタイミングも限られると思い、既にやや遅れていたものの急遽フィールドへ出た。 到着したのは七…

裏の毛深

2年に1度発生するケブカコフキコガネ(Tricholontha papagena)。今年はその発生しない側の年、所謂裏年というものだ。 雄が大半で雌は非常に貴重と言われるケブカコフキコガネだが、裏年だと雄すらその雌ほどの頻度でしか見つからないという。 そんな裏年の個…

博物館にぶらり

昼に時間が空いたので八重岳に行ったのだが、突然の土砂降りと突風。止む無く頂上まで登ってそのまま降りた。 なんとも締まりが悪いので、たまたま目に入ったもとふ本部町立博物館へ行ってみることに。 入館料は無料。 中は大きく分けて琉球文化の歴史につい…

藪地島をぶらぶらと

沖縄には海中道路という、近隣の島を繋ぐ橋があちらこちらにある。 月に一度程の頻度で陸路で繋がった島を定期的に訪れているのだが、今まで記事にしたことは無かったと思い、今回は藪地島の話をば。 藪地島はうるま市の無人島。海中道路で勝連半島と繋がっ…

雨のクリスマス・イヴ

クリスマス・イヴ。 天気は芳しくない予報だが北部へ。 一応ケブカコフキコガネ(Tricholontha papagena)を探すのが主目的。 早めに出たので普段は行かない奥の方まで足を伸ばした。 オキナワオオモリゴキブリ(Symploce gigas okinawana) この時期はまだ幼虫…

2020年初採集オサ掘り

年越し初採集をしよう、と早朝家を発った。 この時期の採集と言えばオサ掘りが挙がるだろう。という訳で行き当たりばったりで某有名遊水池へ。採集で訪れるのは初めて。 向かう途中で初日の出を見る。 非常に寒い。 日が出てまだ時間が経っていないため、あ…

五島と対馬ヒラタ産卵セット

昨年九月にセットした福江島産ゴトウヒラタ(Dorcus titanus karasuyamai)と対馬産ツシマヒラタ(Dorcus titanus castanicolor)の産卵セットを確認した。 ……食痕が全くない。 そもそも土が固めたまんまカチカチであり、明らかに産んでいないとわかる。 どうし…

師走のやんばるロード

夕方、北部に用事があって出かけたため、そのまま林道を流した。 風が無く十二月にしては暖かい日だったので蛇が出そうだ。 山道を登り始めて早早、道端にポツポツと影。 オキナワアオガエル(Rhacophorus viridis) 繁殖期だ。耳を澄ませると、奥に川や池があ…

鸇と両爬

冬のやんばる。今年はあのムシの裏年であるため、あまり訪れていなかった。 一応見回りに。 イボイモリ(Echinotriton andersoni) 活動時期では無いと思うのだが、不思議とこのポイントでは十二月から一月にかけての冬の入りによく見かける。 頭のサイズが五…

2020年初むし社

新年早早、むし社へ。 実は移転してからはまだ訪れておらず、今回が初。 のんびり電車に乗って高円寺へ。 久しぶりのむし社だ。一年以上来ていないと思う。 エレベーターを降りて廊下を歩くと何やらガムテープで線が引かれていた。 どうやら遅すぎたようだ。…

NewYear 2020

あけましておめでとうございます。 2020年は極力更新頻度を上げていきたい……と、毎年正月に書いている気がする。書くことは結構あるのだが。 尻尾しか見えないが、去年の秋に出会ったケナガネズミ(Diplothrix legata)の写真を。

沖縄島のゴキブリ目録

・沖縄島 面積 1,206.99㎢ 最高標高 503m (与那覇岳) 沖縄県最大の島であり、26の市町村と129万人の人口を抱える中心地。北部はがメインの酸性土壌で、400m級の山が連なり平地は少ない。やんばると呼ばれる固有の生態系が見られる。中南部は主に琉球石灰岩と…

琉球のゴキブリ目録

最近、沖縄本島周辺離島に赴く機会が増えてきた。 勿論目的は昆虫採集なのだが、採集・目撃した昆虫を記録していない。いずれはまとめて『琉球の昆虫』に寄稿するつもりではあるのだが、既存の目録と自分の記録を一時的にブログ上にて記録しておこうと思った…

インセクトフェア2019

まさかの当日更新になってしまった。 今日、9月23日に大手町インセクトフェアに出店します。 今回のメインは殆ど標本で、ゴキブリは三種程度。 ジャイアントウッドローチ(Archimandrita tesselata) 幼虫三匹セット アトロポスドクロゴキブリ(Blaberus atropu…

伊江島へ

六月末。 土日を利用して本部半島から直ぐ近くの伊江島へ行ってきた。 昼過ぎに家を出て夕方五時の便。 フェリーいえじま。毎日四便出航し、片道三十分。 今回は特に荷物も多くないので原付でそのまま乗り込んだが、その輸送も含めて往復三千円に満たない非…

今年も大黒様

毎年恒例のダイコクコガネ(Copris ochus)。 今年は控えめに採集し、大半はリリース。 マットと牛糞を入れ、運んできたビニールなどの臭いがキツいからと廃棄&洗濯を終えて戻ってきたらもうこの有様。ビフォーアフターが撮れなかった。 折角運び込んだのにほ…

蚕の串焼きに誘われて。

小岩駅の近くに蚕の串焼きが看板に載っている中華料理屋があると言われ、行ってみた。 蚕の串焼き 四つ刺さって180円。相場がわからないが、高くはないと思う。 四川風の店なのだが、淡白な味を活かすためなのかこれだけはあまり辛くなかった。齧ると中から…

久しぶりのドミニカ

ゴキブリを整理中。今日は久しぶりにドミニカローチ(Hemiblabera tenebricosa)を弄った。 潜りっぱなしだが人参などを入れるとそそくさと顔を出して齧る姿を見せてくれるため、重畳と思いつつひっくり返しはしていなかった。ただ、同じ血統なのにケースが二…

緑の蝉

七月中旬。この時期にしか出てこない例の緑色の蝉を求めて日暮れから活動開始。 夕方からやや小雨が降っていたため時間の割に既に林道は暗くなっている。昼行性の虫たちももう休憩に入っていた。 ベニモンアゲハ(Pachliopta aristolochiae)?多分。 この辺り…

四月やんばるの林道流し

四月末のやんばるの記録。 林道流しがメイン。 アマミトガリナナフシ(Entoria miyakoensis)が既に出ていた。 模様が美しい個体。 近くのソウシジュ(Acaci confusa)にはカレハガの仲間の幼虫。 ちょっと鮮やかめなクビシロノメイガ(Piletocera aegimiusalis)…

国際通りで蛞蝓探し

「国際通りの方には変なアシヒダナメクジがいるらしい」 ゴキブリ仲間から妙なリークを受けたので、梅雨で少し動けていなかったのもあって取り敢えずその夜に向かってみることに。梅雨明けギリギリの七月頭。 とは言え、それ以外の情報は無い。足で探す。 夕方…

海岸散策

たまには、と東部の海岸を散策。5月の中旬頃だったハズ。 目的は オキナワシロヘリハンミョウ(Cicindela yuasai okinawense) 数はいたものの必死こいて追いかけてもまあTG-5で撮れるわけもなく、網を振るってようやく証拠写真を。 あちらこちらに幼虫の巣穴…

梅雨のやんばる

六月末頃、梅雨もあと少しで終わるという時期に都合が空いたのでフィールドへ。 久久の昼やんばる……と思ったのだがとんでもない大雨&濃霧。10分おきくらいにスコール。覚悟はしていたが、やはり生き物の姿は全然見えない。 見渡すと霧。これでも上が吹き抜…

生存報告 2019夏

お久しぶりです。 現在長崎の島島を点点としながらダラダラと採集遠征をしておりまして、ポイントの近くで日没を待つ間に写真の整理とブログの更新をば。 写真の整理をしていて気が付きましたが、今回いつにも増して写真を撮っていない。 帰ったら溜まってい…

青胸?綾胸?

久しぶりに出会った。 しかし同定方法を忘れた。 細かい。 うー……む。赤みが強いのでアヤムネスジタマムシ(Chrysodema lewisii)じゃないかという気持ちはあるが、不安。 まあなんにせよ美麗だ。普通種で美麗というのはとても贅沢な気がするのだが、結構周囲…

奄美反省

三月の奄美遠征の記録が六月になっても終わっていない体たらく。自分の記録用としてブログを使っているため、困ることも屡屡あるにも関わらず停滞させてしまう。 挙句の果てにはまたもやデータの紛失……。 奄美遠征最終日は土砂降りでめぼしいゴキブリや昆虫…

喜界島探索

奄美は名瀬からフェリーで喜界へ。 一晩限りの探索である。夜十時頃に到着し、翌日の明朝にはまたフェリーで逆戻りというかなり無茶な日程。 晴れているのが救いだ。 喜界島到着。 目標はキカイホラアナゴキブリ(Nocticla uenoi kikaiensis)である。 他の国…

奄美産ホラアナゴキブリ

奄美大島三日目。晴れが続いて過ごしやすいが林道沿いはかなり乾燥してしまっている。 そして例に違わず写真が消えている。撮影して直ぐに確認すればいいのだろうが、フィールドに出ている時はそこまで頭が回っておらず、毎度帰路についてから後悔する。 今…

奄美二日目

奄美大島二日目。 一日目は夜の数時間林道を走っただけなので実質一日目のようなものだ。 幸い天候に恵まれ、良い景色が望めた。 湯湾岳。採集禁止のところも多いのでここでは観察だけ。ただ、タイミングが悪かったのか殆ど生き物は見られなかった。 その後…

3月奄美大島遠征

那覇からフェリーに揺られること十三時間、奄美大島は名瀬港に到着。小雨が降る。 那覇七時発だったため、名瀬に着いたのは二十一時。 先に到着していた友人のレンタカーに迎えに来てもらい、早速そのままフィールドへ。 林道を流していると早速大きな影。 …