ヤマト再興
ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)の幼虫がかなり殖えてきた。
もう十一月だと言うのに初齢〜成虫まで全てのステージが揃っているというのは、Periplaneta属としては珍しく、流石の耐寒性の高さを物語る。クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)は彼らにやや劣るため、冬季は幼虫のみで積極的な活動は停止する。室内で加温していてもこれはあまり変わらず、寧ろこの時期に寒さに晒さないと成虫になかなかならないほどだ。
逆にワモンゴキブリ(Periplaneta americana)などの熱帯性まで行くとそもそも越冬という概念が無いのか室内飼育ではヤマト同様常に全てのステージを見ることが可能。勿論外に出したら一発、外気温が摂氏五度を下回る程度で全滅するだろう。
人参に集まる幼虫たち。
お気に入りのゴキブリ。
丸と姫丸 観察容器
先日のマルゴキブリ(Tricnoblatta nigra)とヒメマルゴキブリ(Trichoblatta pygmaea)を産地別にミニプラケースに分けた。
どちらも仔がいるので彼らが大きくなるまではこれで飼育する。ただ、懸念すべきはこの飼育方法は非常に黴が生えやすいこと。乾燥させると幼虫はダメージを受けるので、食べ残しは毎度捨てて定期的に掃除する他ない。
マルゴキブリ雌成虫。
落ち着いて観察したらマルゴキブリとヒメマルゴキブリはほぼ見分けられた。それについてはまた今度。
カテゴリの見直し
ゴキブリについて、時折脱線しつつも約一年書いてきて思ったのは、よくよく考えるとこのブログではあまり正確な情報が書けていないのではないか?という事だ。
ゴキブリ飼育についての情報は、最近増えてきているとはいえ未だ少なく、自分自身も色色試行錯誤の中にある。そんな状態で正確な情報云云など烏滸がましいとは思うものの、矢張りその中での経験をもう少し確りと書いていってもいいのではないか。
飼育を始めた当初は基本的にブログが情報源であったし、このブログもそういった形で新たな飼育者の手助けになれば幸いである。
さし当たっては先ず、個個の種についての説明記事は「ゴキブリの飼育方法」と区別する。これからは「ゴキブリ説明」というカテゴリで個個の種のデータや飼育法などを保存版として記していきたい。
サボテンまとめ
サボテンを植え替えた。画像は九つだが、今根を切って洗ったサボテンを一つ乾燥させているので三日ほど経ったら十個整列することになる。
撮影は十一月六日。成長の記録としよう。
確実では無いが、これかな?と思う品種名と共に一つ一つの画像も貼っておく。
左上から右下に向かって
「ギムノカリキューム」
聖王丸(ペンタカンサ)
「マミラリア」
金星
「ミニサボテン」
「ノトカクタス」
「フェロカクタス」
棘無王冠竜
「ミニサボテン」
王冠短毛丸
「フェロカクタス」
日の出丸
「ミニサボテン」
縮玉
「ギムノカリキューム」
これだけは一つの鉢に二つ入っていた。
つまり九種類十個のサボテンとなる。
品種名や学名は判明したものから随時更新していくつもり。